里芋パスタ

里芋パスタの仕方

里芋パスタとは

里芋パスタを貼ったところ

  •  里芋パスターは昔から“いも薬”として打ち身、捻挫などのはり薬として汚血の吸出しに使われてきました。 里芋パスターは生姜湿布によって患部に集められた汚血、毒素、毒性物質、老腐敗物質などを、皮膚を通して吸出し、代謝し、浄血します。
  •  里芋パスターにより癌が皮膚から出てくることは信じ難いと思われる方が多いと思いますが事実です。当院でも大腸がんで骨盤転移の方が1日3回~4回の生姜湿布+里芋パスターの手当てを1ヶ月したところ、臍下4センチほどのところから始めは皮膚が黒かったのが大きなおできとなり遂には皮膚を破って黒い塊がでてきました。このように確かに里芋パスターは体内の汚物を吸い出す力があります。
  •  癌の手当て時には里芋パスターをする前に生姜湿布を充分に行います。 貼り替えるときもそのつど生姜湿布を行います。 これは里芋パスターでより癌を吸い出しやすくするためです。
  •  “生姜湿布+里芋パスターは1セットの手当て”です。 生姜湿布と里芋パスターを併用する場合には生姜湿布をする前にあらかじめ里芋パスターを用意しておきます。そうでないと里芋パスターが用意できていないために生姜湿布でせっかく温めた体が冷えてしまい患者さんに良くないからです。この辺の手順は経験を積んで習得していってください。
  •  里芋パスターの有効時間は4時間です。腹水、胸水が溜まっている方、痛みが激しい方などは1日数回を目安に様子を見ながら加減しましょう。里芋パスターと併用する生姜湿布は結構体力を消耗させますので気をつけながら手当をしてください。
  •  入院していても病院で里芋パスタをすることで腹水を取ることができます。手当をする旨を主治医の先生に申し出てみてください。なおその際には一度私が病院まで里芋パスタをしに往診に伺うか、あるいはご家族の方が当院まで里芋パスタの仕方を学びにいらしてからにしてください。
  •  里芋パスターでかぶれる人は、貼る前に患部にごま油を塗るとかぶれにくくなります。しかし癌の吸出し力は当然衰えます。癌とかぶれとどちらを優先するかを決めて対処してください。
  •  里芋パスタをはじめとして、手当法にはコツがあります。このサイトを見ただけで自己流では行わないでください。これまで何度か往診しましたがやはり文章だけでは伝えきれない部分が大きいようで、手当の効果に疑問が残るやり方をされているケースもありました。効果のある里芋パスタの手当をして頂くためにも、必ず一度は私の往診を受けるか、あるいは当院まで患者さんご本人、あるいはご家族の方が手当てを受けにお越しになることをお勧めします。

里芋パスタで用意するもの

里芋パスタで用意するもの

  • 里芋
    • 患部の広さに合わせ1個から5~6個。できれば無農薬や有機栽培のもの。
  • 生姜
    • 里芋の10%量。同上。
  • 中力の小麦粉
    • 当院では”地粉”を使っています。
    • 里芋と同量~2倍量(里芋の水分量により変わります)
  • おろし金
  • ボウル
  • フランネルor木綿の布or和紙
  • 菜箸2膳

里芋パスタの仕方

里芋パスタの準備

洗った里芋里芋を水で洗います。皮は剥かずに使います。これまでは皮を剥いてきましたが、皮を剥かないほうが効果が高いようです。ただし痒みが出るようなら皮を厚く剥いて使ってください。



里芋を摩り下ろす里芋を摩り下ろします。丁寧に円を描くように右回しで摩り下ろしましょう。このとき心の中で「ありがとう、ありがとう。○○さんのために命を捧げてくれて本当に有難うございます」と感謝の祈りを捧げてください。「こんちくしょう、早く摩り終われ」などといって直線的にガシガシと怒りの心をもって摩り下ろしたりしないようにしましょう。怒りの波動の入ったもので人の身体が癒えることはないのではないでしょうか。
 おろし金ですとどうしても直線的になってしまうので、私は陶器製で底にゴムの滑り止めがついた写真のようなおろし器を使っています。



生姜もおろします
里芋の1/10の生姜を摩り下ろします。



里芋と生姜ボウルに里芋、生姜を合わせます。これに中力の小麦粉を加えます(当院では“地粉”という商品名で売っているものを使っています)。
 始めは里芋、生姜を合わせたものと同量くらいの小麦粉を入れ、菜箸でかき混ぜます。このままではまだまだ柔らかいのでさらに小麦粉を追加していきます。

 もし、どうしても中力の小麦粉が手に入らない場合には強力の小麦粉で代用してください。薄力粉では固まらなくて困った経験があります。


里芋、生姜、小麦粉を混ぜます里芋と生姜合せた量の2倍くらい小麦粉を入れると菜箸一膳でかき混ぜるのは重くて大変になってきますので、もう一膳菜箸を加えて二膳でかき混ぜます。
女の人の力ではかき混ぜるのが相当たいへんになってくるくらいまで小麦粉を追加し、相当固めになったところでかき混ぜ終了です。「つのが立つくらい」でしょう。


フランネルの生地に広げた里芋パスタあらかじめお腹の大きさに合せて切ったフランネルの生地の上に、上記で練り上げた里芋パスタを広げます。へりを2~3センチ幅で残して生地全面に均等の厚みになるように里芋パスタを塗り延ばします。
 このとき生地の縁までパスタを広げてしまうと、時間が経って水分を吸って膨れたパスタがはみ出てその始末に困ります。


生姜湿布の準備と実施

里芋パスタを貼る前に患部に生姜湿布を施します。
詳細はLinkIcon生姜湿布へ。

里芋パスタの実施

生姜湿布で赤くなった肌生姜湿布で温められて毛細血管が拡張した肌は、赤血球により赤く見えます。血行が良くなっている状態です。この状態にしたところへ準備してある生地に広げた里芋パスタを貼ります。



ごま油を塗った肌もし里芋によるかぶれを気にする方は、貼る前にごま油を薄く塗ると良いでしょう。ただし里芋による吸引力は落ちますから腹水などの減る量は減るでしょう。



里芋パスタを貼ったところ赤くなっている患部にそっと里芋パスタを貼ります。そして周囲を非伸縮性テーピングテープで留めます。このテープで固定することで何時間でも漏れることなく、立ち居振る舞いができますので日常生活に支障をきたしません。


不織布粘着性包帯 メッシュポアテープ(ニチバン製)ニチバン メッシュポアテープ
(2009年6月8日追記)
これまではテーピングテープをお勧めしていましたが、このテープは粘着力が強力で肌に密着して漏れがない分、剥がすときに痛みを与えたりしていました。

今回、患者さんに教えて頂いたのが写真の不織布粘着性包帯で商品名「メッシュポアテープ」(NICHIBAN製)です。このテープならテーピングテープよりも粘着力が弱く、肌を傷めることが少ないと思います。ドラッグストアでお求め頂けるでしょう。



乳がんの場合の里芋パスタ乳がんの患者さんではこのように貼ります。遠方からの来院の方でも帰宅途中にテープが剥がれるなどのことはありません。



冷えないように貼るカイロを載せるもし肌に載せた里芋パスターがいつまでも冷たく不快な感じを訴えるような場合には、写真のように“貼るカイロ”を当てると冷たさが軽くなります。
 この後、里芋パスターは4時間貼り続けます。周囲をテープで固定すれば立ち動けます。


里芋パスタの剥がし方

 4時間経ったら里芋パスタを剥がします。
 周囲のテープを剥がし、生地を持って肌から剥がします。
 肌に残ったパスタは、手で揉んで柔らかくした古新聞でざっと拭き取り、残りをお湯で濡らしたタオルや布巾で拭き取ります。