びわの葉温灸

びわの葉温灸

びわの葉温灸で用意するもの

びわの葉温灸で用意するものびわの葉と温灸セット
びわの葉
 30cm前後の長さの葉を5~6枚。緑の濃い肉の厚い葉を選びます。平たい薄緑の若葉は避けます。

びわの葉温灸セット内容
 棒もぐさ(棒灸)8枚折りの布 8枚折りの紙ろうそく、マッチなど
 (注)左の写真中の太いろうそくは蜜蝋キャンドルで、温灸セットには入っていません。また棒もぐさに付いている黒い継ぎ足し棒もセットには入っていません。


びわの葉温灸の実際の手順

びわの葉の準備洗ったびわの葉を乾いたふきんで拭きます

びわの葉の準備

  • びわの葉を水にしばらく浸したのち、洗剤は使わず水だけで台所用スポンジのスポンジ面で軽く葉の表裏ともに汚れを落とします。ゴシゴシこすらないこと。最近は大気汚染で葉の裏の縁が黒ずんで汚れていますのでここはよく落とします。
  • 洗った葉の水分をきれいな雑巾でふき取ります。これで湿らせた葉が用意できました。

棒もぐさに着火

棒もぐさに着火します

  • 棒もぐさを1本用意しろうそくで火を付けます。火から離して煙が勢い良く立ち昇ったら十分火がついた証拠です。棒もぐさを火に付ける時は水平にしてもぐさの先端部分をクルクル回して火を付けましょう。棒もぐさを傾けて火をつけると燃え広がり方が早くもったいない上に必要以上に燃えて炭が落ちることもあり、大変危険です。
  • 棒もぐさ1本のみでも温灸は十分できますが、棒もぐさを体に押し当てているとだんだん火が消えて棒もぐさが熱くならなくなり、そのため手当てに時間がかかります。手早くやりたい向きには棒もぐさ2本で温灸をすることをお勧めします。

びわの葉を肌に当てる

  • びわの葉の色の濃いつややかな表側を肌に当て、その葉の上に8枚折りの布、その上に8枚折りの紙を重ねます。
  • 私は紙のままだと灰がこぼれるので紙を折って箱型にしています。これだと灰もこぼれず、また何かの際に直接肌に棒もぐさの火が肌に触れて火傷をさせてしまう可能性も低くなるので、より安全だと思います。

棒もぐさを紙の上から体に圧し付ける

棒もぐさによる温灸

  • 紙の上から身体の中心に垂直に、火の付いた棒もぐさを押し当てます。熱くなったら病人に合図してもらって棒もぐさで押し当てている場所を紙ごとずらして、再度押し付けます。これを繰り返します。
  • だいたい5秒前後でびわの葉の生気は身体に入るようですので、患者さんが熱がらなくても場所を動かして構いません。あまり熱くなくてもちゃんと熱は身体に入っており、温灸の効果はあります。
  • 熱さに耐えることができる方の場合、熱くなるのを待っていると一箇所で20秒などと時間がかかってしまい、全体の温灸時間がとても長くなってしまいます。適度でいいのです。
  • 写真は実はあまりよい参考例ではありません。片手がカメラ撮影のために箱を押さえる役目が果たせていません。実際は左手で箱の端を持ち、右手でしっかりと棒で体に垂直圧を入れます(私は利き手が右なので)。